安否確認システム活用方法 | AmpiTa (Software)




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 ├ 安否確認
 ├ 連絡用画面はウェブブラウザ
 ├ 裏で動いているのはメール
 ├ 集計の自動化がソフトの仕事
 ├ CSVファイルとHTMLファイル
 ├ 名簿突合CSV出力
 ├ 個人情報管理の対象外に
 ├ 連絡者はメールアドレス不要
 ├ 居合わせた他人
 ├ ウェブサイト制作の知識不要の『ノーコード開発』
 ├ 最低限のFTP
   ├ 平時のアップロードは無償の専用ソフト
 ├ 必要なのはレンサバ
 ├ LINEにもつながるAmpiTa
 ├ 医療福祉では職員参集がカギ
 ├ 医療機関は受援管理も重要
 ├ 自治会やクラブチームでも利用可
 ├ ひとりで高負荷試験
 ├ AmpiTaのARSはワンオペ
 ├ 調達はこちら
   ├ 無料の試用版はVector
   ├ 有償版の購入はNES株式会社




安否確認

 AmpiTaは安否確認システムなので、安否確認ができます。

 安否確認対象者は安/否のいずれかを連絡します。

 


 安否登録フォームは白背景に文字のみの軽量なウェブページなので、10KB程度の容量で済みます。よくあるウェブ上の画像では軽いものでも100KB程度あります。

 AmpiTaはマルチデバイス対応、スマートフォンでもパソコンでも安否の連絡ができます。


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連絡用画面はウェブブラウザ

 安否登録の画面(User Interface)はウェブページです。ウェブブラウザとネット回線があれば動きます。

 ごく一般的なウェブページを開き、そこにあるフォームに入力して送信ボタンを押すと、データが飛んでいきます。


簡素ゆえの冗長性

 特別なアプリをインストールする必要はありません。

 Javaなど動作支援ツールをインストールする必要もありません。

 管理者はアップデートなどのメンテナンスをする必要はありませんし、連絡者も普段から使うブラウザが正常であればそれだけで十分です。


マルチデバイス対応

 AmpiTaはスマートフォンでもパソコンでも安否連絡ができるマルチデバイス対応です。

 ブラウザが搭載されている情報端末であれば概ね連絡可能なので、非常時に連絡手段を確保しやすくなると考えます。

 消費するデータ容量も10KB程度の比較的少ない量であるため通信の問題で連絡できない可能性を低減していると考えます。


二次元コード化

 アドレス(URL)を持つ普通のウェブページなので、二次元コード化して配布することもできます。
 スマホカメラの高精細化により、だいぶ小さな二次元コードも走査可能となりました。シールにして配布して、社員証や定期券の隅に貼ってもらうこともできると思います。

二次元コードスキャン
二次元コードスキャン


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裏で動いているのはメール

 AmpiTaのデータベースは、汎用の電子メールです。

 ウェブブラウザで入力したデータは、プログラム(PHP)によって自動的にメールに変換されて、メールサーバへと届けられます。
 この作業はネットの向こう側で機械が勝手に済ませますので、安否登録者も管理者も関与が要りません。

 非常時に使うシステムなので、人の介在が少なくて済むように設計されています。

 また、電子メールは東日本大震災の大混乱の中でも使い続けられた冗長性の高いシステムとして知られます。

【参考】総務省:通信輻輳の発生, 通信網への被害, 第1節通信等の状況, 東日本大震災における情報通信の状況, 平成23年度版通信白書

AmpiTaのしくみ
AmpiTaのしくみ

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集計の自動化がAmpiTaの仕事

 情報を集めるだけならメーラーソフトの方が汎用性があって良いと思います。LINEなどのSNSツールも便利です。
 わざわざAmpiTaを使って頂くには付加価値が必要です。

 AmpiTaが提供する価値は、自動集計です。

 一覧表にまとめて集計し、並べ替えなどにも対応します。
 同様の処理はMicrosoft Excelを使う方法もあります。そのためのCSVファイル出力機能が標準搭載されています。

AmpiTaのメイン画面(受信データ一覧表示)
AmpiTaのメイン画面(受信データ一覧表示)

 データはテキストデータのグリッド表示やCSV出力以外に、視覚的にわかりやすいグラフ表示にも対応しています。


 グラフの種類は選択でき、単色の横棒や縦棒の場合は色も調整できます。



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CSVファイルとHTMLファイル

 出力機能ではCSVファイルとHTMLファイルが取得できますが、それぞれの機能を搭載した目的をご紹介します。

 CSVファイルはテキストデータはありますが、カンマ区切りで列を分けられるので簡単にExcelのシートに変換できます。
 Excelで自由に並べ替えなどをしていただくのがCSVファイル出力の目的です。

CSVファイルをExcelで開いた例
CSVファイルをExcelで開いた例

 HTMLは滅多に使わないかもしれませんが、マルチデバイス対応のデータ共有に役立ちます。
 Excelのような自由度はありませんが、改編できないということが利点になることもあります。誰もが同じデータを見て議論できます。
 印刷する場合、Excelと違ってある程度は同じ形で印刷されます。


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名簿突合CSV出力

 AmpiTaには突合点検機能があります。

 例えば従業員名簿を用意して、安否確認連絡があった人と突合し、未連絡者を抽出することができます。

 模式図の青色が外部名簿、桃色がAmpiTaの連絡者名簿とします。青と桃で一致すれば名簿にあってAmpiTaにもあるので『連絡済』となります。
 青だけにある場合は組織に属しているがAmpiTaにないので『未連絡』になります。
 その反対は名簿に無いがAmpiTaにあるので『詳細不明な人』になります。

 AmpiTaが『詳細不明な人』の連絡を許容している理由は、名簿のメンテンナンスが行き届いていなくてもリストを安否連絡ができることを優先するためです。
 IDやパスワードでログインする方法は本人確認は確実ですが、ログインできないことが安否不明者リスト入りの理由になってしまいます。


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個人情報管理の対象外に

 突合点検機能では、外部の名簿ファイルをインポートします。

 一見すると面倒なようにも見えますが、この方法により個人情報保護の対象から外す事ができます。

 AmpiTaには個人情報を保持させないことで、平時にはAmpiTa自体が乗っ取られたとしても個人情報の流出が起こりません。

 発災後は続々と連絡が来るので個人情報が含まれてしまうかもしれません。
 発災時は管理者がすぐそばにいると思いますし、個人情報の保護よりも優先すべき事態になっているかもしれません。


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連絡者はメールアドレス不要

 メールアドレスを持っていない、gMailはあるが滅多に使わない人が徐々に増えていると思います。
 LINEなどメッセージアプリが多様化したので、メールアドレスを使う機会が減りました。

 メールの仕組み自体は災害時にも強靭であるが、メールアドレスを使うことが汎用性や冗長性を低下させてしまう恐れがあります。

 2013年当時のAmpiTaはメールアドレスが必要でしたが、現在のAmpiTaは連絡者にメールアドレスを求めません。

 メールアドレスを持っていなくても連絡できます。

 管理者側がメールアドレスを預かる必要もありません。

 個人名をローマ字化したようなメールアドレスは個人情報の該当性がありそうなので、なるべくなら預からない方が良いと思います。

AmpiTa初期の2013年版はメールアドレスが必要であった
AmpiTa初期の2013年版はメールアドレスが必要であった

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居合わせた他人

 先述の通り、個人のメールアドレスは要りません。

 また、IDやパスワードを使ったログインもありません。

 AmpiTaは性善説に立ち、非常事態でも連絡ができる可能性を高くすることを優先しています。
 したがって、ログインなどの手間は省いています。成りすましをする人が居ないと期待しています。

 スマホから個人情報は吸い上げないので、善意の他人が居れば、その人にスマホを借りて安否情報を登録することもできます。慣れていれば1分程度の作業、不慣れでも3分くらいで終わる作業ですので協力者は見つかりやすいのではないかと思います。


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ウェブサイト制作は知識不要の『ノーコード開発』

 安否情報の登録のウェブページを使いますが、ウェブの技術や知識は持っていなくても構いません。

 ウェブでの安否登録については、URLを二次元コード化しておくことで、多くのスマホでウェブブラウザを自動的に開いてURLに接続してくれます。

 表示された画面でのデータ登録が必要なので、文字変換などある程度の技術は必要になりますが、スマホ保有者であれば対応できる程度です。

 管理者側は、ウェブサイト構築の技術や知識は必要ありません。

 AmpiTaでは、ウェブページ自動生成機能が充実しています。少しの入力とクリックでウェブページを制作できます。
 面倒なHTMLタグやPHP言語などの入力はAmpiTaが行いますので、タグ類を一度も見ずにウェブサイトが構築できます。


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最低限のFTP

 ウェブサイトをウェブサーバにアップロードするには、FTPソフトと呼ばれる物が必要になります。

 あるいは、レンタルサーバ事業者が提供するファイルマネジャなどのウェブ機能を使ってデータをアップロードします。

 AmpiTaには、最低限の仕事をするFTPアップロード機能を備えています。

 なぜ最低限かと言うと、ウェブサイトの構成を崩さないためです。
 ウェブファイルの削除機能などがあると、簡単にウェブサイトの構成を崩す事ができます。非常事態に陥って、ウェブの知識がない人がリカバリするのは難しいと思いますので、削除機能などは外しました。

 所定のディレクトリに、所定のファイルをアップロードする事に徹したFTPアップロード機能が搭載されています。

AmpiTaに搭載されているFTP機能の画面
AmpiTaに搭載されているFTP機能の画面


平時のアップロードは無償の専用ソフト

 世の中には便利なものがあり、FTPソフトは無償で高性能なものが提供されています。
 AmpiTa Projectで現在使用中のものは WinSCP です。
 数年前までは FFFTP を使っていました。5年ほど前にソフトの更新が途絶えていたのでWinSCPに乗り換えましたが、現在は開発後継者が現れたようで2022年も更新が続いています。
 どちらも使い勝手としては大きく変わりがなく、使いやすいです。

【参考】WinSCP(無料)
【参考】FFFTP(無料)

WinSCPの操作画面
WinSCPの操作画面


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必要なのはレンサバ

 ウェブサイトの転送ツールとしてFTPが必要ですが、そもそもFTPサーバが無ければ転送できません。

 一般的に使われるウェブブラウザではURLを入力して対象のページを開きます。このURLにファイルを紐づける必要があります。

 そのためにはウェブサーバが必要ですが『レンタルサーバ』というものを契約すれば、運用を開始できます。

 AmpiTa Projectでは『さくらのレンタルサーバ』を契約して試験しました。
 契約は2種類あり、月額換算500円未満のスタンダードと、2千円チョットのビジネスというプランです。
 この2プランともに、AmpiTaは正常に動作しました。

【参考】さくらのレンタルサーバ
【参考】エックスサーバー
【参考】カゴヤのレンタルサーバー
【参考】VALUE-SERVER by GMO
【参考】ロリポップ!レンタルサーバ
【参考】ConoHa WING(コノハウイング)


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LINEにもつながるAmpiTa

 AmpiTaの操作画面(GUI)はWindowsパソコンで動きますが、その画面から直接LINEを送信することができます。

 LINE Notifyという無料サービスを利用しますが、簡単に言うとお店などがお客さんに登録してもらって情報配信する仕組みを利用します。

※.LINEへの送信はできますがAmpiTaで受信はできません。送信結果はスマホなどのLINEアプリでご確認ください。


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医療・福祉では職員参集がカギ

 大規模な災害が発生した場合、同僚の心配はしますが、それどころでは無いというほどに忙しくなるかもしれない現場があります。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行拡大でときどき話題に挙がっていた『エッセンシャルワーカー』が居る医療福祉系の施設です。

 彼らが働いて当たり前と言うことはなく、施設の大半が民営ですのでいわゆる民間企業と同じです。サービスを提供するか否かは各施設の判断になります。

 大変な状態でも、とにかく目の前の入院患者や入所者へのサービスは提供し続けようとする場合、特別なことがなくてもマンパワーが必要です。
 例えば食事やトイレも誰かのサポートが必要であればスタッフの手を借ります。点滴や喀痰吸引などは看護師免許が必要だとすれば看護師指定で業務が発生します。

 勤務途中で被災したとき、次のシフトの人が来なければ何時間でも働くことになります。停電などが発生していれば平時以上に業務量が増えています。

 その助けとなるのが職員の参集です。

 勤務外の職員が、続々と集まってくれれば心強いです。

 参集可否や到着予定時刻などを知らせる仕組みとして、AmpiTaを用いて職員参集確認ができます。


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医療機関は受援管理も重要

 医療は職能団体や学術団体としての横の連携が広く、互いに助け合うことができます。

 学会発表や論文も、治療に役立つかもしれないという貴重な情報を他の施設に無料で教えているのですから、職種や業界として互助の精神が根底にあると思います。

 大規模災害が発生すると、遠隔地に居る医師らがボランティアで被災地入りします。
 これはDMATなどとは別の動き、誰かの要請や命令ではなく自主的な活動になります。

 電話はつながらない可能性があり、メールアドレスもわからないので無連絡で被災病院へ行くということもあります。
 ありがたい話ですが、どうせ来てくれるならば先に知られてほしいという場合もあります。特に医師は人数が限られ、交代要員が居ないために2~3日徹夜も覚悟しているかもしれません。それが数時間後には誰かが来てくれるとわかれば、モチベーションにもつながるかもしれません。

 救援に駆け付けてくれる医療従事者に対し、事前に連絡を入れてもらう手段としてもAmpiTaは利用可能です。


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自治会やクラブチームでも利用可

 安否確認システムは有償なので、任意団体で導入する機会は少ないと思います。

 ただし、災害伝言サービス(171)を使う場合は核となる電話番号が必要であり、伝言は20件しか預かれないので少し人数が多いと使えません。

 AmpiTaは自治会などの安否確認にも対応しています。

 数千通のメールが届いていても処理できますので、数百世帯の自治会の安否確認はできると思います。


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ひとりで高負荷試験

 AmpiTaの管理担当者が、アカウント設定などを終えた後に簡単に試験することはさほど手間ではないと思います。

 情報登録用の画面を開いて、パソコンから1回、スマホから1回という程度は入力する気力も続くと思います。

 さて、500件となるとうどうでしょうか。面倒だと思います。

 AmpiTaには、架空の人物から、仮想した情報を送信する機能があります。
 それは100人でも1,000人でも、10,000人でもできます。架空人物は姓と名をランダムに組み合わせるので何人でもつくれます。同姓同名は実社会でも居ますので仕方なしとしています。

 AmpiTaの開発では3,000人で試験しています。
 500人を6回ということもあれば、3,000人一斉送信もあります。
 いずれの場合も正常に完了しています。



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AmpiTaのARSはワンオペ

 AmpiTaにはオーディエンス・レスポンス・システム(ARS)の同類機能が搭載されています。

 講義中に『Aだと思う人は挙手』と講師が言うと、受講者は周囲の様子を窺いながら挙手することがあると思います。

 ARSはその選択をスマホ等で行うものです。


 講師は質問に応じた回答ページを予め準備しておき、例えば投影画面に二次元コードを表示して受講者に回答を求めます。

 出題、回収、集計を講師が1人で行うのは普通だと思います。
 挙手であれば声を掛けて人数を数えると思います。
 AmpiTaのARSを使う場合、締め切った時点で受信を開始し、それを受け取ると瞬時に集計してグラフ表示できます。

AmpiTaで出力した血液型集計を画像ビューアで表示(実演画面)
AmpiTaで出力した血液型集計を画像ビューアで表示(実演画面)

 講師は『はい、締切』と声をかけて受信・集計ボタンを押したら何か話し始めて講義を進めても良いですし、集計が終わるのを待っても良いと思います。

 どのような場合でもワン・パーソン・オペレーション、ひとりでオペレーションをしていると思いますのでだいたいの作業は自動化してありますし、画面はクリックorタッチ中心にデザインされています。

Zoomでブラウザを共有しAmpiTaの集計結果を聴衆と共有(実演画面)
Zoomでブラウザを共有しAmpiTaの集計結果を聴衆と共有(実演画面)


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 無償の試用版はVector(ベクター)さんからダウンロードできます。

 有償版はNES株式会社が取り扱っております。



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