今日は AmpiTa の 多用途化 についてご紹介します。
なぜ、多用途化を目指したのか、どの部分を指して多用途と言うのかを紹介させて頂きます。
AmpiTaの多用途化
AmpiTaの始まりは『安否確認システム』です。安否確認だけ出来れば最低要件は満たします。
しかしながら、現在のAmpiTaは機能がいくつも搭載されています。その多様化した機能を応用することで用途を変えることも容易になりました。
コスパ向上
コストパフォーマンスや費用対効果といった経済的な面で有利に働くのが多用途化です。
安否確認だけでシステムを調達し、管理することは不経済だと感じる人は少なくありません。
実際、安否確認システムが『本番』を迎えることは滅多にありませんし、本番となる非常事態が発生したときに安否が確認できないとしても直ちに誰かの生命や財産を脅かすことはありません。
しかしながら、安否確認以外にも使えるとなると、例えば10年間のスパンで考えた時に利用シーンがいくつも生まれます。安否確認では10年に1回も本番は迎えない可能性が高いです。
同じ資産を色々な用途で使えば、費用対効果が改善します。
ARS
2022年の新版AmpiTaの開発で注力した多用途化の中で、特に時間を割いたのがARSです。
ARSとはAudience Response Systemの略称で、日本語に訳せば聴衆応答システムとなります。
例えば『あなたの血液型は?』『朝食を摂った人は?』などといった質問に対し、挙手で答えることはよくある授業風景だったと思います。
ARSはこれをスマホで回答できます。
刻んだ質問もOK
挙手の場合、年代を聴くのもざっくりとしてしまいます。
選択肢が8個あれば、8回も質問しなければならず、8回も計数しなければなりません。
ARSは1回の質問で『あなたの世代は、こちらの8つのどれに当てはまりますか?』と質問し、択一式で回答してもらうだけなので1分もあれば終わります。
選択肢が増えるほど、ARSの強みが増します。
聞きづらい質問もOK
皆の前で年収を明かす人は少ないと思います。
挙手の場合、無難なところで答えてしまう可能性があるので正確性に欠くかもしれません。
平時に使う
多用途化のメリットは非常時以外に使う『平時利用』です。
研修への利用ではARSが目立ちますが、事前受付や事後アンケートなどにもAmpiTaを利用することで、1回の研修で3種類の利用ができます。
身構えない訓練
多用途化の最大の理由は『身構えない訓練』です。
AmpiTaの開発者は、医療福祉の非常時対応のコンサルタントです。研修や訓練などのマネジメントも生業です。
身に付けて貰いたい知識や技術が多い中で、安否確認システムの使い方を勉強する時間は勿体ないので、他の用途で平時から利用すれば訓練の手間が省け、さらに稀に訓練するよりも利用する機会が多くなると考えました。
マルチデバイス
非常時に使うシステムが特別な『アプリ』でしか使えないという訳にはいきません。
AmpiTaは『ブラウザ』があれば使えます。
スマホ、パソコン、タブレットには対応済です。
OSも不問なのでiOS、Android、Windowsなどを確認する必要もありません。
ウェブブラウザ
2000年頃のWindowsでは Internet Explorer の一強時代であったかもしれませんが、徐々に他のブラウザがシェアを伸ばして行きました。
2022年時点のe-Tax対応ブラウザはMicrosoft Edge、Google Chrome、Safariです。
AmpiTaはこれらのブラウザに対応していますので、一般的なパソコンでの安否登録には対応できていると思います。
Mozilla:Firefox Browserのダウンロード
非対応の可能性
AmpiTaはマルチデバイス対応ですが、対応できていないデバイスは存在します。
デバイスに組み込まれているプリインストールアプリケーションでは安否登録が上手くいかない可能性があります。
例えば、テレビに内蔵されたブラウザを使用しての安否登録は失敗する可能性があります。
おわりに
AmpiTaは安否確認システムですが、安否確認専用ではありません。
専用化しないことで、非常時以外にも使用できます。
平時に利用することで、わざわざ機会を設けて訓練することがなく、身構えずにAmpiTaの使用方法を習得することができます。